サガンの優しい回想
2011年 10月 26日
寒くなって来ました。いよいよ紅葉の季節がやってきますね。秋の夜長もますます楽しみな季節になります。秋の夜長のお供は読書。家の中に買ったまま読んでいない本がたくさんあるのに、つい本屋さんに寄ってしまいます。今朝、本棚から選んで通勤電車の中で読んだのは、フランソワーズ・サガンの「私自身のための優しい回想」でした。この本は、去年の冬に表紙が素敵で買った堀江敏幸さんの「彼女のいる背表紙」で取り上げられていて読みたくなった本のひとつでした。サガンの本は最近本屋さんに少なくなり、なかなか見つけられなかったのですが、なんと家にありました。こういうことが時々あります。自分自身のことをだらしなくて嫌だなぁと思う瞬間。
この本は、サガンが出会った愛する人々、ビリ・ホリディ、オーソン・ウェルズ、ヌレエフ、テネシー・ウィリアムズ、そしてサルトルについて綴った作品です。サガンというと、若くして文壇の寵児となり、ギャンブル、スピードと数々のスキャンダルに満ちたイメージがありますが、この本を読むと、とても優しい人だったのだと感じます。特にサルトルとの思い出を綴った「サルトルへの愛の手紙」は素晴らしい作品です。
この本は、サガンが出会った愛する人々、ビリ・ホリディ、オーソン・ウェルズ、ヌレエフ、テネシー・ウィリアムズ、そしてサルトルについて綴った作品です。サガンというと、若くして文壇の寵児となり、ギャンブル、スピードと数々のスキャンダルに満ちたイメージがありますが、この本を読むと、とても優しい人だったのだと感じます。特にサルトルとの思い出を綴った「サルトルへの愛の手紙」は素晴らしい作品です。
by kazabana_am
| 2011-10-26 21:09
| Book